手術方法はいくつあるの?

豊胸手術には、大きく分けて「人工乳腺法 (バッグ挿入法)」と「脂肪注入法」の2つがあります。
一般的に、豊胸術と言えば「人工乳腺法 (バッグ挿入法)」を指します。

「人工乳腺法」とは、生理食塩水バッグ、シリコンジェルバッグ、クリスタルバッグ、CMCバッグ、コヒーシブシリコンバッグなどがあり、バストの状態や要望に合わせて、人工的につくられたバッグの種類を選び「乳腺下」または、「大胸筋下」に挿入する方法です。この手術時間はおよそ1時間で、入院の必要はありません。
「人工乳腺法」の詳細

プロテーゼ(人工乳腺法) わきの下を数センチ切開し、そこからバッグプロテーゼと呼ばれる人工乳腺を挿入し、胸のボリュームと張りを引き出すというものです。自分でどれくらい大きくしたいかによって、大きさを決められるので、自分が思った通りの大きさにすることが可能です。最新のバッグは、安全性が高く、触った感じも自然の胸に近づき、耐久性も向上しているので、破れたりすることもほとんどないと言われています。

生理食塩水バッグ
生理食塩水は点滴等に用いられる人体の体液に近い成分で身体に安全・無害です。 人工心肺と同じ素材のシリコンバッグに、完全無菌処理を施した人間の体液と同じ成分の生理食塩水を用いた美容整形です。万一バッグが破損して漏れても生理食塩水は人間の体液に近いため人体への悪影響はありません。比較的に切開幅 (傷跡) が最小限に抑えられますし、バストの大きさも注入する生理食塩水の量を加減することで微調整が可能です。 しかし、中身が純粋な液体状なので、他のバッグほど自然な乳房を形成できない場合がありますし、あらかじめ生理食塩水を満たしてあるバッグではないため、他のバッグに比べ耐圧性や耐久性に若干の弱さがあることが考えられ、その耐久性は10〜15年という報告もあります。仕上がりの満足度にはマッサージが大きく関係しており、術後の自己管理が重要になります。

シリコンジェルバッグ
最も伝統のある代表的なバッグで、世界的に使用されていますが、1992年米国食品医薬品管理局(日本の厚生省にあたる)が、シリコンバッグの内容物が、乳がんや自己免疫疾患を引き起こす可能性があるとのことで使用中止要請が出されました。
その後、シリコンジェルバッグと乳がんや自己免疫疾患との因果関係は否定され、再び使用が始まりました。 このような経緯のある、シリコンジェルバッグは、人工心肺にも使われるシリコン製のバッグに、シリコンを入れたものです。その特徴は非常に柔らかい素材で、自然な感触であるが、万が一バッグが破損した場合、シリコン事体の粘着性が強く取り除くために広範囲の胸部切開が必要となる可能性があります。また、術後の定期検診などもが欠かせません。

コヒーシブシリコン (ユーロシリコン)
従前のシリコンジェルバッグは、バッグ破損時に、内容物のシリコンジェルが体内に漏れるというデメリットがありました。このシリコンジェルバッグの短所を改良した新しいタイプのシリコンバッグがコヒーシブシリコンです。このコヒーシブシリコン (ユーロシリコン)は、破損した場合でも、内容物がシリコンの凝集率が高く、ジェル状に固めた素材で作られているため、体内に漏れ出さないことが特徴です。 つまり、コヒーシブシリコン (ユーロシリコン) は、シリコンジェルバッグのデメリットを改善し、より安全性を高めたものです。 中身はシリコンジェルですが、万が一バッグが破れた場合でも漏れ出さないように改良を加えた点です。
クリスタルバッグ
クリスタルバッグはフランスのユーロシリコン社が開発した、継ぎ目のないシリコン製のバッグです。これは、安全性の徹底研究の結果、ニューシル・シリコン・テクノロジー社製「液状高分子シリコン」に、9層の被膜精製とバリアーコートが施され、抜群の耐久性を誇っています。万が一バッグが破損した場合でも、内容物が生理食塩水であるため、非常に安全である。


「脂肪注入法」の詳細
脂肪注入法とは、脂肪吸引の技術を応用した再生医療です。 可能な限り生体に近い状態で脂肪組織の構成成分を注入し、生体内で脂肪組織を再形成させるので、安全性が高い豊胸術です。吸引した脂肪を少しでも有効活用したい人や人工乳腺などの異物を挿入することに抵抗を感じる人、腹部や下半身が太っているわりにバストが小さいと悩んでいる人などに適してます。 また、切開をしないために傷跡も残らず、異物挿入による拒絶反応もほとんどありません。 この注入法により、従来成し得なかった、自然で何の違和感もない乳房を形成することが、 初めて可能なりました。 長所として、自分自身の脂肪を使用するため異物反応が起こらない、脂肪は柔らかいため、自由に胸の形成ができる。反対に短所としては生着率が低く、脂肪が石灰化してしまう場合があり、感染症を起こす場合があるなどです。



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